OpevVINOのセットアップ(Raspberry Pi 4 with NCS2)

NCS2 intel

OSのインストールが終わったRaspberry Pi にOpenVINOをセットアップします。今回はNCS2(Neural Compute Stick 2)を利用できるようになるまでのステップについて書きました。

本記事を掲載するにあたり、参考にしたサイトはこちらです。

ゼロから学ぶディープラーニング推論
Neural Compute StickとOpenVINOを使って、ディープラーニングの推論をゼロから徹底的に学び、オリジナルAIガジェットを作ります。

「参考にした」というよりも、この記事と出会っていなければ推論を自分で試すことは無かったと思います。素晴らしい記事を公開して下さったことに感謝申し上げます。

OpenVINO Toolkit

公式ドキュメントはこちらです。当たり前ですが普通に英語です。

OpenVINO™ Toolkit Documentation - OpenVINO™ Toolkit

ドキュメント参照時の注意事項

昨今英語のページを参照するとブラウザから機械翻訳するかどうかを聞かれます。日本語で読めると体にはやさしいのですが、機械翻訳でコマンド表記が崩れてしまうため注意が必要です。下記の例ではパスが変わっているのにお気付きでしょうか?

英文表記
sudo mkdir -p /opt/intel/openvino
日本語表記
sudo mkdir -p / opt / intel / openvino

私はこれに気付かず翻訳後のページからコマンドをコピペしてしまい、不毛な時間を過ごす羽目になりました・・・

ということで、もし和文を参照したい場合、sandambaraは英文・和文とタブを2つ開けておき「和文で概要をつかんで英文からコマンドをコピペ」をオススメします。しかし、然程難解なドキュメントではありませんでしたので、英文だけでも十分作業可能だと思います。

以下の作業は全てコマンドラインで実施していますが、フォルダの作成やファイルのダウンロードはGUIで行っても問題ありません。

インストールディレクトリ作成

OpenVINOのインストールディレクトリを作成します。

sudo mkdir -p /opt/intel/openvino

ダウンロードディレクトリに移動

cd Downloads

ここでは/home/pi/Downloagsへパッケージを保存する前提ですので、たとえばホーム直下にworkというフォルダを作ってそこで作業する場合はこのようになります。

mkdir /home/pi/work
cd work

パッケージをダウンロード

本記事執筆時(2020年3月中旬)最新バージョンは「2020.1.023」ですのでこちらを取得します。旧バージョンをダウンロードする場合は必要に応じて「2020」「2020.1」「2020.1.0203」あたりを書き換えてあげれば良いと思います。

wget https://download.01.org/opencv/2020/openvinotoolkit/2020.1/l_openvino_toolkit_runtime_raspbian_p_2020.1.023.tgz

インストールディレクトリに展開

上記で取得したパッケージを/opt/intel/openvinoへ展開します。別バージョンをダウンロードした場合はファイル名の「2020.1.023」の部分を修正してください。

sudo tar -xf l_openvino_toolkit_runtime_raspbian_p_2020.1.023.tgz --strip 1 -C /opt/intel/openvino

展開後、該当ディレクトリを覗いてみると色々できています。

ls -l /opt/intel/openvino

CMakeインストール

sudo apt install cmake

コマンド入力後、しばらくして[Y/n]と聞かれますのでYで続行しましょう。

環境変数設定

source /opt/intel/openvino/bin/setupvars.sh

ここで設定した環境変数は、上記のコマンドを実行したターミナルが開いている間だけ有効です。ターミナルを開きなおしたりRaspberry Pi再起動後(ログオフ⇒ログイン)も有効としたいとき、つまり、永続的に有効とする場合は追加で次のコマンドを実行してください。

echo "source /opt/intel/openvino/bin/setupvars.sh" >> ~/.bashrc

新しくターミナルを起動し、冒頭に[setupvars.sh] OpenVINO environment initializedと表示されていればOKです。

USBルール追加

sudo usermod -a -G users "$(whoami)"

ここでOSのログオフ⇒再ログインが必要になります(再起動でもOK)。デスクトップに戻りターミナルを起動したとき、 冒頭に[setupvars.sh] OpenVINO environment initializedと表示されていない場合は再度環境変数を設定します。

source /opt/intel/openvino/bin/setupvars.sh

NCS2でOpenVINOを利用するためのコマンド

sh /opt/intel/openvino/install_dependencies/install_NCS_udev_rules.sh

実行後にUdev rules have been successfully installed.が表示されれば成功です。これでNCS2を使えるようになりました。

次回はサンプルの実行方法と注意事項について書きます。

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