さらば私が愛したM1 MacBook Pro ようこそDragonfly G2

MBP1 Apple

2月に購入して約8か月愛用してきたMacBook Proを先日手放しました。

気に入っていたこと

「ARMプロセッサのパフォーマンス」という一言に尽きます。非常にパワフルで省電力性に優れ(本気でバッテリーインジケーター壊れてるのか?と思うくらいバッテリーのもちはすばらしい)、そしてほとんど発熱しない。夏場の利用を見越してAirではなくCPUファンがついているProを選んだのですが、ファンが回ったことはほとんどありませんでした。ハードウェアとして非常に優れていたと思います。

また、Apple信者1億人創出計画のぬふぬふさんが仰っているように、Apple製品は複数組み合わせて利用するとメリットが相乗効果を生み、ライフスタイルが大きく変わると感じています。

私はiPhone、iPad、Apple Watchの組み合わせで利用していましたが(信者というより純粋にモノが優れていると思うから使っているクチです)、よくあるのはwebサイトへのログインで2段階認証が必要なとき、iPhoneに届いたSMSを開く→コードを視認→PCへ手入力とするところ、SMSをMacでダイレクトに読めるうえ、届いたパスコードがそのままブラウザへセットされるのは超絶便利でした。

どんなことに使っていたか

副業で開発に携わっているので、メインはコーディングに利用していました。ただ、Windows案件がメインなので、Mac単体で利用するのではなくRDP越しにWindowsを触るのがメインでした。今だとWindows 365のような感じですね。

自宅サーバーへVPNで接続してVMを触るのが多かったです。シン・テレワークシステムも試しましたが、これだとほぼまんまWindows 365の感覚で使えます。

ParallelsはWordやExcelといった一般的な利用には問題無いものの、Visual Studioの動作が非常に緩慢でこれは正直使いづらかったです。

なぜ使わなくなっていったか

元々M1 MacBook Proを購入した理由は「M1チップのパフォーマンスを体験してみたいから」というもので、日々の利用を通じ実際に体験できたのは大きな収穫だったと思っています。

しかし、M1入手直前までThinkPad X1 Carbonを利用していたのが全てなんだろうと思うのですが、仕事では1日を通じWindowsを触っている時間の方が圧倒的に長いため(MacBookも結局RDP越しにWindowsを触るための道具だった)、生産性という意味では普通にWindowsを使う方が明らかにメリットが多いことを再確認しました。

家にある引退させたWindows機を引っ張り出し、かなり古いモデルにもかかわらずこちらの方が作業性・生産性が高いことを目の当たりにしたときは自分でも少しショックでした。マシンパワーやスペックがが全てではないんですね。

一方でプライベートはと言うと、プライベートでラップトップを触ることはほぼありません。iPhoneで事足りるからです。こうして、非常に優れたデバイスでありながらも、M1 MacBook Proの出番は徐々に少なくなり、使わないのに手元においていても・・・ということで、悩んだ末手放すことにしました。

私にとってのパソコンとは

結局は仕事道具であったり自主トレ環境であったりするので、私にはWindowsがストレートに便利でした。もし、M1でもBoot CampでWindows環境をネイティブで利用できたら、最高のデバイスでWindowsを使えるので鬼に金棒だったんだろうなと思います。アーキテクチャが違うので望めないことではあるのですが、ハードは本当に素晴らしいのでここだけは残念だなあと今も思っています。

その後の相棒 HP Dragonfly G2

自分のニーズを分析しなおし、かなり時間をかけて考えました。

  • Windows機
  • iPadもあると便利だが出番は少ない
  • でも、たまに手書きはしたい
  • 軽量コンパクトだとうれしい
  • マシンパワーは必要

このあたりを踏まえ、iPad(Pro M1)もMacBook Proとともに売却し、HP Elite Dragonfly G2のCore i7機を入手しました。

非常に軽量コンパクトな2-in-1。出番が少なかったiPadのタブレット利用と手書きのニーズも果たせます。バッテリーは2セル(Wi-Fiモデル)なので丸1日持たないし、直ぐ熱くなってぶんぶんファンも回りますが、明らかに作業性は向上しました。

以前アンバサダーでお借りしたxps13も同価格帯なので候補ではあったのですが、コンパクトではあるのですが軽量ではないことがネックとなりました。

あと、これまでラップトップを購入するとセットでプライバシーフィルタを購入していたのですが、Dragonfly G2にはHP Sure Viewという機能が実装されており(ThinkPadでいうPrivacy Guard)、プライバシーフィルタを持ち歩かなくても良い点が気に入っています。

タッチパネルのいいところ

日頃は自宅で4kの外部ディスプレイに接続して利用していて、私の目が悪いせいもあるのですが、マルチモニタ環境だとカーソルをよく見失うんですよね。2-in-1だとカーソルを見失っても、ディスプレイをタッチすれば良いので大変便利です。

将来のAppleに期待するデバイス

Windowsがネイティブで動いてタッチパネルを内蔵した軽いラップトップが発売されたら直ぐ舞い戻ります。何度も申し上げますがハードウェアとしては本当に素晴らしかったですし、他のハードと出来ることは同じでも、熱くならない・ファンが回らない快適さは唯一無二だと思っています。

スマホのように静かで大して熱くならず、使いたいときに瞬時に使えるバッテリーのもちが良いラップトップって最高ですよ。

MacBook Proの下取り価格

新型が発表される数日前に某店へ下取りに出しました(オークションの方が多少高く売れたと思うのですが、今回は時間をお金で買いました)。売却価格を購入価格から逆算すると、1か月約1万円でレンタルしていたような感じです。

余談

お仕事ください。

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