楽天モバイルの無料期間が終わった
去年楽天モバイルを新規で契約すると「利用料が1年間無料」というキャンペーンがあって、このおかげで1年間色々助かりました。
しかし、丁度その期間が終わる今年の夏ごろから通信品質の低下が深刻に感じられ、いずれは良くなるだろうけど当面は忍耐が必要な時期かと思いahamoへMNPしました。
ahamoにした理由
単純にパケットが20GB使えて5分通話無料がついて3,000円を切るコスパに惹かれました。
楽天モバイルからahamoへのMNPはなんということなく、普通に手続きを淡々と進めるだけで良かったので特筆すべきものはありませんでした。
20GBでは足りなかった
元々Wi-Fiなどを組み合わせて運用を工夫するつもりだったのですが、生活環境の変化も重なり自分の見積もりが完全に甘かったです。詳細省きますが結論として20GBでは足りませんでした。色々考えコストが跳ね上がるのは致し方なし。仕事用に経費で処理できる回線なので本家docomoのギガホプレミアへプラン変更することにしました。
ahamoは「docomoのプランの一つ」という位置付けなので、MNPにはあたりません。povoとauの関係に似ているのかな?
ahamoからdocomoへ
docomoからahamoへのプラン変更は一般的だと思うのですが、私のようにahamoからdocomoへ変更する人は今の時点ではごく少数派だと思います(この件にかかわった人全員が初めてのケースだとおっしゃっていました)。
docomoからahamoへの変更はオンラインで完結するようですが、逆のパターンはドコモショップ店頭でしか手続きができないとのこと。これはahamoのサポート(チャット)とドコモのサポート(チャット)で確認しました。
面倒ではありますが、できないとなれば仕方ないので予約を取ってドコモショップへ向かいました。
私の端末
SIMロック解除済みのiPhone12 Pro Max(auで購入)です。auの物理SIMがメイン回線。楽天モバイルで取得したeSIMをahamoのeSIMへMNPしました。この運用方法も今回の困りごとの原因の一つだったようです。
少々お待ちくださいの連発
前述のようにレアケースなので仕方ないとは思うのですが、とにかく何をするにも「確認してまいりますので少々お待ちください」の連発でした。やりたいことは直ぐ理解してもらえたのですが、店頭の端末をどう操作すれば良いかが分からなかったようです。
ちなみに、この待たされている間にdocomoのネットワーク障害が発生し、全国的に阿鼻叫喚な事態になっていましたw
この日は結局ダメだった
ダメだった原因は私に次の予定があったため時間切れということなのですが、以下のような理由により手続きすることができませんでした。
- ahamoのeSIMからdocomoのeSIMへはダイレクトに変更ができない
- 一旦物理SIMへ変更が必要
- eSIMはそもそも利用者本人が申し込むもの
ということなんだそうですが、ここまでにかかわったサポートからは「ドコモショップ店頭で手続きが必要」という情報しか得られなかったので、話が違うじゃないか的な印象は否めませんでした。
ちなみに「限られた人間しか知らない電話番号なので番号が変わっても構わないが手続きを進められないか?」と聞いたところ、(1)docomoオンラインショップで新規にeSIMを申し込み、端末への登録が終わった段階で(2)ahamoの回線を解約するというフローを試してみることになりました。しかし、後述しますがこれもできませんでした。
サポート担当者にも正解を知る者がいない
出向いた先で時間ができたので、再度docomoのサポート(チャット)へコンタクトし、事前にahamoとdocomo両方からドコモショップで手続きをするよう言われたこと、eSIMの申し込みは店頭ではできないと言われたことを伝え、どうするのが良いか再度確認を依頼しました。
本題から外れますがこの時の担当者の対応が非常に雑で、何年も前ですがdocomoを利用していたときはサポートの質が抜群に良かっただけに心底がっかりしました。ここまでにコンタクトしたahamoのチャットもdocomoのチャットも対応として悪くはないもののアッサリし過ぎている感は否めなかったのですが、この時の担当者の対応ははっきりと不快と感じるものでした。
ちなみにこの時の対応から得られた結論は「店頭で手続きしてください」だけです。
チャットやメールのやり取りはどのようにでも読めてしまうからこそ、特にサポートの領域においては丁寧な対応が必要だと思います。声のトーンとか口調といった補完要素が無いからこそ、文章が全てです。
話が大きくそれましたが結論的に「こういう問い合わせがあればドコモショップ店頭へ誘導」というマニュアルだけがあって、どういう理由で店頭へ向かわねばならないのかその理由を知っている人はここまでにかかわったサポート担当者にいない印象を受けました。
docomoオンラインショップのサポートへ問い合わせた
店頭で話があがった「オンラインショップでeSIMの新規契約を取得→端末に登録後ahamoの契約を解除」にトライしたのですが手続き途中でエラーとなり、オンラインショップのサポートに状況を伝えてエラーの原因を調べてもらいました。
eSIMを申請するときは端末のEIDを登録するのですが、私が入力したEIDはahamoに紐づいているため「既存契約あり」と判定され、同一EIDでは申し込みできないことが判明しました。また、今回のケースではahamo→docomoの変更はドコモショップ店頭でしか手続きができないことも再確認して頂きました。
ちなみに、先に新規契約を取ろうとした理由は楽天モバイルからahamoにMNPしてから日が短かかったため、先に解約すると次の新規契約を取れない可能性があると店頭でアドバイスされたからです。対外的に審査の内容は公開されていないため真偽は不明ですが、無い話ではないと思います。
この時お世話になったオンラインショップのサポート担当者の方は非常に親身になって対応してくださいました。
2度目のドコモショップ
1度目に行ったドコモショップとは別の勤務先近くの店舗に予約を入れ、当日朝にこれまでの経緯を電話で説明しました。仕事が終わってから店舗に向かったのですが、この時のスタッフさま(=朝電話を取ってくださった方)の対応が実に素晴らしく、なんと言うか、こちらが接客スキルを勉強させて頂いた思いでした。寄り添う姿勢は相手を安心させ信頼を生みます。
手続きも無事完了し、これで晴れて無制限プランへ変更することができました。
なぜダメだったのか
店頭の端末で5Gのプランを適用するオペレーションを行う場合、そのeSIMを利用する端末が5G対応であることが確認できないといけないそうです(EIDのことでしょうか)。
物理SIMの発行が必要なのもここに原因があって、物理SIMをiPhoneに入れる→通信させた瞬間に端末情報がdocomoに登録される→ここではじめてeSIMへの変更が可能になる、ということでした。
ということで(1)物理SIMを発行(2)iPhoneの電源を落としてauのSIMを抜く(3)docomoのSIMを入れる(4)iPhone電源投入(5)docomoのピクト確認(6)物理SIMをauに戻す(7)オンラインショップで物理SIM→eSIMへ変更手続きを経てようやくahamoのeSIM→docomoのeSIMへ変更できました(6と7は逆だったかも)。
かかった費用
SIMの再発行手数料などはかかっておらず、店頭で事務契約手数料が発生したのみです。当月のahamoの利用料金は変更後のdocomoの料金に内包されるため2重請求されることもありませんでした。逆にdocomo→ahamoの場合はahamoとdocomo両方で課金されます。
結論
- 通信料の見積もりは正確に(最初からdocomoへMNPしておけば良かった)。
- 他社の無制限プランは無制限と言いつつテザリングの通信量に制限があるのが納得できない。
- オンラインショップのサポート中の人、2度目のドコモショップのおねえさん、本当に有難うございました。
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